ビッグイヤー戴冠

すみません。PK戦しか見ていないのですが・・・

120分の激闘の末、スコアは3−3でPK戦へもつれこむ。ミランセルジーニョピルロが連続失敗。しかしジダもリーセのシュートをブロック。そして運命の5人目。ボールを置いたのはシェフチェンコゴールマウスを見つめる。そしてシュート!ほんの一瞬の静寂の後、スタジアムに怒号が響いた―――リバプール優勝―――訪れた歓喜の瞬間だった。喜ぶリバプールの選手、スタッフたち。その傍らでは2年前とは反対の立場におかれたストライカーが肩を叩かれた。きっとミランの選手はみな同じ気持ちだったに違いない。
勝者と敗者が決まり、イスタンブールの空にビッグイヤーが高々と掲げられた。激闘の場となったピッチは赤く染められ、リバプールサポーターの歓声が鳴り響く・・・

どちらもファイナルにふさわしい素晴らしいチームだった。両チーム、本当にありがとう。
こうしてヨーロッパを、そして世界を熱くさせた戦いが終わりを告げたとき、新たな栄光を目指した戦いもまた始まるのだ―――これが終わりではない―――栄冠を掴む、そのときを信じて。