NHK

ドキュメンタリーとサラリーマンNEOと英語でしゃべらナイト・・・といい番組は多いと思う。
でこの前のNHKスペシャル。アクワもまさにヒーローだけど、個人的にはバラックが印象に残った。
グジョンセンの中盤での出番を奪うであろう彼の入団会見のなかで「僕は最初はロシア語を学んだけど・・・」と英語の問題について聞かれた時に口にした。東ドイツ―――冷戦の最中、ソビエトの影響下にあったせいなのか。
東ドイツは74年の西ドイツ大会でその西ドイツを破った。しかし2次リーグで待っていたのはブラジル、アルゼンチンなどの強豪・・・
ドイツ統一後も旧東ドイツの冬の時代は続く。明らかな経済格差、深刻な失業率・・・何か、光が、かつての東ドイツの先駆者となるものが必要だ。
キャプテンマークを腕に巻き、ピッチを所狭しと走り回るゲルマン魂の体現者、ミヒャエル・バラックには、本来政治が果たすべき人々に生きる希望を与えるという、重い使命が託されているのかもしれない。