目指せ優勝公式予選

<第1ピリオド>
特に波乱もなく進んだ第1ピリオド。スーパーアグリ山本左近はいいタイムを出していたものの、ヘアピン付近で単独スピンを喫し、ストップ。佐藤琢磨も振るわなかった。そして土壇場でベテランデビッド・クルサードが脱落。マーク・ウェバーが滑り込んだ。


<第2ピリオド>
フェラーリルノー、日本勢の争いが激しくなる中の生き残り戦、まずヤルノ・トゥルーリが仕掛け好タイムを記録。その後ミハエルも早めに動く。中盤にトヨタ勢は安全圏に入れるものの、ホンダのルーベンス・バリチェロがトップ10外に。さらに昨年のウィナー、マクラ―レン・メルセデスキミ・ライコネンも当落線上のタイムしか記録できない。そしてフェラーリがワンツー体制を築き、最後のアタック。ニュータイヤを履いてアタックに臨んだバリチェロが10番手に滑り込み、マクラ―レン勢が第2ピリオドで姿を消すことに。


<第3ピリオド>
PPを巡る最終決戦。フェラーリに続いてフェルナンド・アロンソがやや強引にジャンカルロ・フィジケラの前に飛び出す。しかしマッサに抑えられ、自分の思い通りの走りができない。1回目のアタックでトップタイムのミハエルと対照的に、アロンソは6位にとどまる。セッション後半、スプーンカーブ上空に暗雲が立ち込める。各車早めにタイム計測を行い、ミハエルが自己ベスト更新、PPに近づく。しかし後ろから好タイムをマークしていたマッサが逆転。アロンソは3番手に登ったものの、トヨタの2台がセカンドローを奪取、ブリヂストン勢の速さが目立った。