突然ですがモナコ

最近はシンガポールだとかバレンシアとかアブダビだとかそれにローマやパリの市街地でやろうなんて話がバンバン出てくる。それにモンテゼモロは「F1にモナコは一つで十分」といった。
確かに市街地は多少いじるだけでてっとり早くサーキットが出来上がる(と言っても結局アブダビは作ったが)。常設サーキットならともかく、市街地コースをむやみにつくるのはやっぱりおかしい。
モナコはその特別な歴史からF1の代名詞と呼べるようなコースになったわけだ。近隣の大国のもとから独立、開発による生き残り、そして元は大公家の断絶によりフランスに取り込まれるはかなき運命・・・(今は違うけど)
そのモナコの黎明、そして発展と富の象徴でもあるF1グランプリ。それの価値が新興市街地レースによって薄まることは決してないが、市街地なら面白いでしょ、みたいな安易な発想が逆にモナコの存在感の前にかすむだろう。
それだけにモナコグランプリはF1ドライバーの憧れであり、3勝分の価値があるのだ・・・