なぜ稲妻が復活したか?

火炎魔道士は叫び、彼が若かった頃の嵐の怒りを呼び起こそうとした。驚いたことに、空はもう再び見られないと思った恐るべき力で応えた。

「清浄の名誉」と同じように驚かれた「稲妻」の再録。それを如実に表すフレイバーテキストがにくい。
5ブーンカードの一つとして登場。時代は変わり、1マナ3点はカードパワーが強過ぎると、「火山の槌」「火葬」に葬り去られたカード。1マナ=2点、「ショック」が火力の基礎である時代が続いた。
これは変わることはない、とマーク・ローズウォーターは語る。しかし、この基本セットが続く間に、「稲妻」が大きな意味を持つカードが出てくることは間違いない(『大貂皮鹿』はその典型とも言える)。
つまり、今後「性能は高いが、稲妻に焼かれる」「性能はそこそこだが、稲妻では焼かれない」というカードが作られるのではないか。「火炎舌のカヴー」がもたらしたような、大きな変化がそこには待っているはずである。新規のプレイヤーも、古参のプレイヤーも、この新鮮な体験、久々の快感に酔いしれようじゃあないか。