ヴァトレニ

日本を応援しようという気はもちろんある。ただ4年前の事を忘れていない人たちも新潟には多い。
クロアチア代表は新潟県十日町市にキャンプをはった。2週間の練習で9日を公開練習にし、市民とのふれあいを深め、今でもクロアチアとの交流は続いている。
十日町市民が作った赤と白のユニフォームカラーの千羽鶴がベンチに飾られた。チームは1時リーグ敗退を余儀なくされたものの、イタリアに勝利するなど実力の一端を見せた。
そして2006年。多くの十日町市民はクロアチアのワールドカップでの活躍を期待していたはずだ。それが日本と同居し、後に(つまり今)分水嶺になるであろう2戦目に組まれた。中越地震のときも海外から真っ先に気遣ってくれたクロアチアサッカー協会。彼らのもとにはまた、あの千羽鶴が送られた。日本の国旗の色でもある赤と白の千羽鶴が、それ自身にやや複雑な思いをのせて。


まあ応援するつもりでいたんですけどね、自分も。4年前のメンバーにはコバチ兄弟、トマス、シムニッチ、オリッチ、バラバン、ブティナなど現在の主力も多い。
でも日本が決勝トーナメントに勝ち進むためには蹴落とさなければならない。前へ進め。