一発目行くでぇ

愚痴満載の「意見には個人差があります(Ⓒさだまさし)」シリーズ(?)
新年1発目は「派遣と平成不況とグローバル化」について。

自分が大学受験が嫌になって、かつ家計のピンチだし・・・で働こうとしたら候補はいくつか。1.正社員。2.派遣・契約社員。3.バイト。この中でもちろん正社員に絞って就職活動。何とか仕事にたどり着きました。
ハローワークのパソコンを見ると「派遣」っていうのが結構ある。それを選ばざるを得ないのか、選んでいるのか。それによって今の状況は大きく違います。

日本がバブル崩壊から立ち直るかと思ったところでまたまた不景気に陥っていた1999年に、当時共産党以外が賛成して派遣はかなり規制が緩和されました。2004年には野党は反対で一般製造業にも拡大。今から見るとこりゃ経団連はひどいとかいくらでも言えますが果たしてそうでしょうか。
この制度だけのおかげではありませんが、失業率が良くなっていったのは事実。景気が回復途上の中、一般製造業まで拡大したことで人材を手軽に獲得できたわけです。逆に言うとその分手軽に切れる。それはごく自然な流れです。

なぜ派遣という制度ができたかといえば、個人的にはやっぱりグローバル化の影響なんだろうと思います。国際競争の激化、外国人投資家の増加という変化の中、不景気になって思い切ったリストラが出来ない企業は見捨てられるんじゃないでしょうか。そのいい例がGMなわけで。あんな高給取りの社員がいっぱいいたらその雇用を維持しつつ支援しますよ、なんて気にはなれません(今じゃどんどんリストラしてますし)。

本当に危なくなったら正社員までメスが入ります。しかしその前にできることはやらなければならない。残酷ですが、これが経営者の視点から見た現実なんでしょう。利益を生み出すことが最重要の資本主義社会では仕方のないことです。

ただ今の(金融)資本主義の悪いところは実態のない金の動きが実態に悪影響を及ぼすことでしょうか。これが是正されない限り何度も何度も恐慌が起こるんでしょうね。

最後にメチャクチャ人任せですが、これを解決できるかどうかはオバマ次期大統領にかかっていると思います。某国の首相は「我が国が一番先に不況を脱出する」と息巻いておりますが、そんなことは実際はありえないでしょう。アメリカでの販売減分を国内で取り戻す需要が生み出せれば出来るでしょうが、まず無理。オバマ氏の政策に期待しましょう。

読み返したら自民党民主党の主張を足して2で割ったみたいで自分でも変な感じ。大分失敗しました。うまく書けねえな、高卒頭じゃ。

事実誤認があればすみません。