ツイッターの功罪

俺の身の回りにもツイッターをしている人は多いようである(これは推測)。以前はインターネットは情報を受容するツールであったのが、いまや個人が情報を発信する原動力になっている。


その中でも大きなうねりを生み出したのが、チュニジアジャスミン革命であり、それを発端としたアフリカ・中東諸国でのデモの続発である。チュニジア、エジプトでは政権が民衆の力によって倒され、一部の国では自発的に退陣、もしくは権限の委譲を進めるという動きになった。


抑圧された社会では、こうした情報が社会を変革する原動力となっているようである。フランス革命バスティーユ牢獄が襲撃された際も、市民の間に民主的な政治を求める風潮が一気に伝播したのだろう。


話変わって、現代の日本。既存のマスコミや政府の発表に対する不信感は増すばかりである。そこで人々は違う情報源を求める。その一つがツイッターであると言える。ソースがはっきりとはしていないけど、そこには隠された情報が潜んでいるのではないか、いや潜んでいるに違いないという意識が投影されている。


既存の権威づけられたマスコミに反旗を翻した人までも、ツイッターが生み出した新たな力に踊らされたりしてるのは、見ていて滑稽でさえある。記者クラブの制度に反対して、自主的な会見を開催し始めた某ジャーナリストが間違った情報をそのままツイートしていたこともあるようだ(ソースは2ちゃん・・・って言うと信頼性が下がるらしい)。それに某白い犬の社長も釣られたということも。


本来ツイッターは簡易コミュニケーション手段であったはずが、いつの間にか有名人にフォロワーが集まり、その個人が流した情報を鵜呑みにして拡散するという事態にもなっている。また、あまりにつぶやく人が多く、発信の出所があいまいなことから、「ツイッター有料化」というそもそも存在すらしない情報も流れてしまう。


ツイッターがこのままデマ拡散器になるようなら、本当に有料化するのも面白いかもしれない。つぶやきは計画的に。

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こういう文章を書くと公務員試験で落ちそう、というのを敢えて書いてみた。
受け売りと一般論連発だからね〜